(2020/10/26放送)
東京・世田谷区にある「焼き芋専門店 ふじ」。
厨房では、専用のオーブンで、40分から1時間かけゆっくりと焼き上げ、芋の甘さを引き出す。
焼き芋専門店 ふじ・上原浩史店主「寒いし、ふらっと入ってくる方多くなるので、冬が一番売れますね」
寒くなるこれからが、店が忙しくなる時期。
しかし、心配なこともあった。
いろいろな種類の焼き芋が売られているが、安納芋だけ、入荷待ちとなっている。
上原店主「問屋自体が、(安納芋)半分くらいしか入ってこないと言っていた、不作で」
この店の安納芋は、鹿児島・種子島の安納地区で作られている。
安納芋は、蜜があふれるクリームのような甘みが特徴。
多いときには、1週間で200~300本ほど売れる店の一番人気。
上原店主「何年か前も不作の年はあったが、数はあったので、止まっちゃうのは初めてですね」
店には、安納芋を求めて買いに来たお客さんの姿もあった。
客「わたしは安納芋が食べたくて、(なくて)あって思いました」、「ちょっとショックでした」
店では、ホクホクとした食感が特徴の紅はるかや、さっぱりとした甘さの紫芋など、8種類の焼き芋を用意している。
その中で売り上げを左右するのは、一番人気の安納芋。
これが用意できないことに、店主は肩を落としている。
上原店主「大変な時期に踏んだりけったり、痛いですね」
安納芋に何が起きているのだろうか。
鹿児島・種子島の西之表市にある生産の現場。
葉や茎が枯れた安納芋。
原因は、基腐病で、こちらの畑は全滅だという。
芋のつるからカビの菌が入り込み、茎や葉、根を腐らせる「サツマイモ基腐病」。
こちらの畑では、安納芋が全滅した。
西之表市では、2020年になって、この病気が広がっていた。
県によると、サツマイモ全体の収穫量は2019年と比べて、およそ25%減り、このうち安納芋については、30%ほど減る見込み。
農家・鮫島誠さん「3年ぐらいすれば(回復する)というが、そう簡単にいくのだろうか。西之表の農家は大変ではないか」
焼き芋シーズンの到来に暗い影を落とす安納芋の不作。
焼き芋専門店でも、安納芋の入荷は未定という。
上原店主「ほかのものを売りながらという感じ。逆に現地の方が大変だと思うから、こっちは頑張るしかない」
(2020/10/27)
#焼き芋 #サツマイモ基腐病
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“焼き芋界の王者”がピンチ 繁忙期に安納芋入荷待ち

“焼き芋界の王者”がピンチ 繁忙期に安納芋入荷待ち
コメント
世界で初めて芋を焼いたのは韓国だからね
韓国人に感謝しなくちゃね
売れるのも最初だけ
薩摩芋かどんな料理が良いですかね
人間で例えると
女の子達は・・・涙!内緒よ。